本拠地・文学旅行

松山・三津浜ビーチグラス物語
本拠地・文学旅行 · 2024/11/02
浜辺に落ちているガラスの破片が、作家の手に掛かると、小さくて短いイマジネーションの虹をつくり出す。ふるさとの海を思い、描いた掌編の味わいは、あくまで苦味がなく、どこまでも瑞々しい。そんな清々しいはずの海を、見たいと思った。

追跡! 都市伝説の阿波おどり
本拠地・文学旅行 · 2024/07/18
阿波おどりには、ある都市伝説があります。→「徳島県では、学校を卒業して社会人になる際、阿波おどりを完璧に踊れるようにする研修が必修」←いかにもありそうな話を現地取材で検証していきます。

本当は怖い日本神話
本拠地・文学旅行 · 2024/07/08
今回の文学旅行は、ピンクと白が饗宴します。恋愛(ピンク)からウサギ(白)へ、目眩のするような、めくるめく世界へ誘われてしまいましょう……。モチーフとなる文学は、古事記=因幡の白兎。そして『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』(桜庭一樹)です。前置きが長くなってはいけませんから、さっそく出発しましょう。目指すは、神話の舞台である白兎海岸と、傷を癒やしたウサギを祀る白兎神社ですよー。

カッコいい「第二の人生」
本拠地・文学旅行 · 2024/03/25
1番ショート高橋慶彦が走ると何かが起きる。抑えの切り札・江夏豊の胸中には強烈な自負心が脈打っていた。球団史上初めて優勝した年に東京から引っ越してきた小学生が読者の涙腺を決壊させる。魔球をひっさげプロ野球選手になったトラック運転手のファンタジーで新人作家がデビューする。ボクたちを元気にさせてくれる野球は、カープでどうぞ。

トキの守人物語
本拠地・文学旅行 · 2024/01/26
メディアでの表記はトキ。漢字は朱鷺、鴇あるいは鴾、桃花鳥。伝統色「鴇色」の語源になった鳥。その鳥は「ニッポニア・ニッポン」という学名をつけられたことで、なにか特別なめぐり合わせを宿命づけられてしまったのではないでしょうか……。

追記──私たちはどう生きるか
本拠地・文学旅行 · 2023/12/19
【和歌山県編②】『深重の海』津本陽/『鯨分限』伊東潤への旅──本編は、いかがだったでしょうか。で、ここからは、本編のつづきです。まだまだ太地町の文学旅行はつづくのでした。

太地の海に匂いはない
本拠地・文学旅行 · 2023/12/18
【和歌山県編①】太地町の文学旅行では、すばらしい出会いがありました。そのため、本編と追記の2本になっています。一泊二日の行程と思ってお読みいただければ、さらに想像力の旅を楽しめるはず。さっそく出発しましょう。

キラキラお城の物語
本拠地・文学旅行 · 2023/06/21
旅色連載×note【岩手県編】 「ひょっこりひょうたん島」「すずめの戸締まり」新海誠──岩手県への文学旅行です。とにかく最後まで読んでください。お願いは、それだけです。

神は細部に宿り給う
本拠地・文学旅行 · 2023/06/01
旅色連載×note【大分県編】 原田マハ『星がひとつほしいとの祈り』収録「夜明けまで」への旅です。大分県日田市の陶郷へ、ご一緒いたします。親子の絆を再確認する旅へ、そしてフィクションとファクトの彼岸へ。

シン・ごんぎつね──真実を旅する
本拠地・文学旅行 · 2023/04/06
旅色連載×note【愛知県編】 学校では教えてくれない、子どもたちには伝えられない秘密。知れば吃驚して考えさせられる、事の在りよう。でも、大人たちは当然のように行っている、目には見えない社会システム。そんな、世の中の真実がこの文学旅行にはありました。