★クイズの続き★答えの前に『1Q84』をめぐる追加の謎を出しておきます。柳屋敷の場所が分かれば自然に解ける謎です → WORKへ
それは、出版社で編集者をしている鹿子沢(かのこさわ)が、ホテル・旅館コンサルタントで先輩でもあるイチゲ氏と、5年ぶりに一献かたむけているときでした。飯田橋の、肴の旨い店でのことです。
「オレ、今、こんなこと考えてるんだ」
鹿子沢が、密かに温めていた小さなアイデアを話しました。
「面白いね、ソレ」
イチゲ氏は、そのアイデアを受け入れたのです。
すべては、ここから始まりました。
その日から二人は、毎日のように打ち合わせをするようになりました。ヒコーキは会社をサボり、イチゲ氏は仕事の締め切りをぶっちぎって、気がつくと某ハンバーガーチェーンの注文カウンター前に立っているのです。笑顔で100円コーヒーを受け取ると、寄り道している高校生の投げ出す大根足をかき分けて席を確保し、そこで何時間もアイデアを出し合いました。
これまでの地域振興やまち興しに欠けていた視点は何だろう。自分たちの持つ技術や知識、人脈を活かすには、どうすればよいか。組織の作り方は何が最適か──。
小さかったアイデアは、打ち合わせのたびに変化し、思いもかけない方向へ大きくなっていきました。いったいどれだけの100円玉が某チェーンに落ちたでしょう。やがて1つのキーワードが飛び出しました。
「〝旅行〟はどうだ?」
ぐわっと空気が動くのを感じました。
「……それなら広がりを持てる!」
NPO法人文学旅行は、こうして誕生したのです。
私たちは、文学振興と旅行促進を融合して、地域活性化を応援していきます。
普通の人の、普通の生活を、心豊かに彩り、愉しみながら、遊びながら、人間への洞察力を共に身につけてゆくことを目的とします。
そのために、自らも言葉を軸とした、あらゆるかたちの表現をしてまいります。
私たちは、自ら体験することによって得た事物の本質的な理解を、より多くの人と共有していく努力を続けます。
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